皆さんこんにちは
バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。
先日行われた、LPGAツアーのクォリファイトーナメントの私が注目している選手などをご紹介したいと思います。
そもそもクォリファイングトーナメントとは?
クォリファイングトーナメントとは、翌年度のLPGAツアーおよびLPGAステップ・アップ・ツアーの出場資格を決定するためのトーナメント。LPGAツアーにおける第1回目のリランキングまでは、クォリファイングトーナメントの順位により出場資格が決定するものです。
そしてファイナルQTは4日間行われます。ここに出場している選手は30位前後までの順位に入れば、2020年のLPGツアーの前半戦に出場する権利が与えられます。
また圏外の選手も下部ツアーであるステップアップツアーに出場することが出来ます。来年の職場をかけた熾烈な争いになるので、普段ツアーで観るような華やかな現場ではなく、選手全員が必死になって権利を取りに行きます。
一般の観客も入る事が許されず、関係者だけが会場に入る事が許されます。私も過去に1回だけファイナルQTのキャディをやらせていただきましたが、とても緊張感があり、普段のプレーはもちろん、正常な精神状態ではゴルフが出来ません。
こうした状況下の中で最善のプレーをしなくてはならないので、キャディの方も精神的に参ってしまい、終わった後はグッタリです。
その中で上位に入り、来年活躍しそうな選手を数人紹介したいと思います。
出場権を得た注目選手
1番の注目選手は安田祐香選手です。アマチュア時代からツアーに出場し、何度も優勝争いをしていますし、今年のプロテストはしっかり合格し、QTでもしっかりと2位に入りました。
彼女の長所はなんといってもアイアンショットです。非常にスイングもしっかりしており、持ち球はドローボールですが、しっかりグリーンにも止めていきます。これはしっかりとボールをヒットし、スピンをかけているからこそ成せる技です。
また精神的にも非常にタフで少々ミスをしても表情に一切出しません。喜怒哀楽が非常に少なく、淡々とプレーを行なっている姿はいつでも優勝出来そうな感じが漂っています。
注目しているもう1名の選手
吉川桃選手です。今年はステップアップツアーが主戦場だった彼女ですが、開幕戦でいきなり優勝。
その後も調子の波はありましたが、しっかりとQTでも34位に入り、来年の前半戦を獲得しました。
彼女はドライバーショットと100ヤード以内のショットの定評が高い選手です。ショットメーカーでスイングも安定感があり、軸をずらさず打っていくのでミート率が高いです。今は飛距離アップを図っている最中の様で230ヤード程だった飛距離が10ヤード程伸びているとの事で、これならLPGAツアーでも十分活躍できる飛距離があると思います。
この様に注目選手は非常に多いです。皆さんもご自身の注目選手を探してみてはいかがでしょうか?ツアー観戦もオススメですよ。
バンブーシュート 沼田でした。