テンフィンガーが飛ぶ理由

ハンドファーストが自然にできる

つかまったボールが打てるようになる

ゴルフをはじめて6年という櫻井さんは、野球をやっていたことと、左利きということもあり、4年前からテンフィンガーに取り組んでいる。
「左利きで、どうしても右手の感覚が出ないので、徐々に飛距離が伸び始めました。」

さらに、櫻井さんが指導を受けている沼田プロには、テンフィンガーの利点をもっと生かせば、さらに飛ぶようになると言われている。

「沼田コーチからは、ハンドファーストインパクトを習っています。この形ができると、ボールを押せるので飛距離がでる。沼田コーチいわく、テンフィンガーにすることで、右手でボールを押し込みやすくなるので、ハンドファーストインパクトを作りやすいと。実際、以前よりつかまった球が打てるようになったので、ハンドファーストを習得するにもテンフィンガーはいい手段だと思ってます」

「テンフィンガーは右手のひらでボールを押し込む感覚が出しやすいので、ハンドファーストの形が作りやすいです」(沼田プロ)

ヘッドを体から離れたところへ落としていく

横からボールをとらえるためには、右ひじだけを伸ばしてトップからダウンへの切り返しを行う。体の遠くに下ろす意識があるとクラブがゆるやかに入ってくる

体を中心軸にしてヘッドをターンさせる

テンフィンガーは右手のひらがフェース面だと意識しやすいため、強引にフェースを返す動きが入らない。ヘッドの動きを体の回転に同調させながら振っていく

ヘッドを右サイドから引きずってインパクト

 

右足のさらに工法の地面にヘッドを置き、そこからヘッドにより手元を先行させながらインパクトの形を作る。フェースを真っすぐ動かし、押す感覚が身につくと、大MOIヘッドが使いやすくなる

週刊ゴルフダイジェスト
2020-5-26号に掲載されています。

悪魔の目玉一発脱出 ④クレーター状の目玉

土手の手前から入れて砂をかき出す

クレーター状目玉の構えとイメージ

フォローで砂ごとボールをかき出す

- 最後に、目玉でもボールの周りが土手になって埋まっている状態のときの脱出方法を教えてもらえますか。

沼田:これが一番難しくて、正直パワーが必要です。ボールの周りにある土手とボールを、ヘッドですべてかき出さないとボールは出ません。

まずフェースを閉じ構え土手の手前にセット。あとは腰を地面と水平に素早く回転させて、フォローでヘッドを低く長く動かします。ちょっと難しいですが、必ず出ますのでやってみてください。

フェースを閉じてスタンス幅ぶんの砂を取るイメージ

ボール手前の土手からヘッドを入れるイメージを持とう。スタンス幅くらいの砂をヘッドでかき出さないと、一発で脱出できない。パワーが必要で難易度が高い

クレーター状目玉

通常の目玉と同じように、ボール手前ギリギリにヘッドを入れると、トップしてしまうので要注意

腰を水平に回しヘッドを低く出す

ヘッドを低く長く出して砂ごとかき出すには、腰を地面と水平回転させることがポイント。手先で行うと、ヘッドが砂の抵抗に負けてボールを飛ばすことはできない

<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>

(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す


週刊ゴルフダイジェスト
2020-5 | 5号に連載されています。

悪魔の目玉一発脱出 ③打ち方

重力を使って上からドン

目玉の脱出はヘッドの重量がカギ

- 最後に、打ち方について教えてください。

沼田:打ち方は、どんな埋まり方をしていても同じだと考えてください。目玉はヘッドを砂に深く入れなければならないので、エクスプロージョンを強く起こすことが難しいです。
そのため、できるだけボールの手前ギリギリにヘッドを入れ、エクスプロージョンさせる必要があります。そのためには、ヘッドの入射角を鋭角にすることが最重要ポイントになります。

 ヘッドを上から入れるということですか。

沼田:単に、ヘッドを上から入れる意識だけだと、手打ちになって、強いインパクトになりません。そこで意識してほしいのは、左手でクラブを振り下ろすこと。
ヘッドが重量によって落下する動きを、左手リードによってインパクトまで導いてほしいのです。ヘッドが重力によって落下することで、力が真下へ動くため鋭角に下ろしやすくなる。
さらに、左手リードにすることでアドレスの位置にヘッドが戻りやすく、ボール手前ギリギリに入れやすくなります。力がなくても必ず脱出できるので試してみてください。

落下スピードを利用してヘッドを砂の中へ!

ヘッドの重みを感じながら、左手主導で振り下ろすと、構えた位置にヘッドが戻り、ボールの手前ギリギリにヘッドが入る。勢いよくヘッドが砂の中に入っていく

落下スピードを利用してヘッドを砂の中へ

左手親指にクラブの重さを感じる

ヘッドを砂に潜り込ませるためには入射角を鋭角にする必要がある。

左手親指にクラブの重みを感じられるように、タテのコックを入れながらテークバックする

体重は左足に乗せたまま

アドレスで左足体重にしたら、トップでもその状態を保つ。左足に乗せたままにすることで、ヘッドを鋭角に振り下ろしやすくなる。

右足体重になると、手前からクラブが入りやすい

ベタ足のまま腰を回す

ダウンからインパクトにかけて、ベタ足を保つことで、インパクトで手元が浮かずヘッドがしっかりとボールの下へ入っていく。

力が逃げずに強いインパクトになる

打ったあと右肩でヘッドを押し込む

砂が硬くヘッドが入りにくい場合は、インパクトで右肩を目標方向へグッと押し込むと、ヘッドがボールの下まで入りやすくなり脱出できる


<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>

(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す


悪魔の目玉一発脱出 ②ボールのとらえ方

半分以上埋まっていたらフェースを閉じる

ヘッドの入れ方を構えの段階で確定させる

- ボールのとらえ方について教えてもらえますか。

沼田:まずはボールが半分以上埋まっていたら、左足体重の度合いを大きくしてフェースを閉じて構えます。リーディングエッジから砂へグッと潜り込ませる体勢を作ることで、ヘッドをボールの下まで入れることができるんです。

- ボールの埋まりが半分以上の場合は?

沼田:通常のバンカーショットと同様にフェースは開いてOKです。フェースを開いても、ボール半分程度の埋まりなら、ヘッドをボールの下へ入れられます。フェースを閉じてしまうと、ヘッドがボールの下へ深く入りすぎてしまうため、ボールが飛ばなくなってしまいます。 ただ、打ち込むだけではダメです。状況に応じてヘッドの入れ方を変える構えを作ることで楽に脱出できるんです。

半分以上埋まっていたら・・・

目玉はバンカーのアゴに突き刺さる場合が多いので、ライは左足上がりが多い。そのため、ボールの手前にヘッドを潜り込ませるのは、通常のバンカーショットより簡単。ボールの状況の応じた構えが重要になる

閉じるときに、フェースをかぶせた状態にしてから握り直す。

手首をコネてフェースをかぶせてる人がいるが、それだとインパクトでフェースが開きヘッドを潜り込ませることができない

埋まり具合が半分以下なら・・・埋まり具合半分以下

通常のバンカーショットでは若干オープンにするが、目玉の場合は目標と平行にして構える。砂の抵抗に負けず、強いインパクトができる。

少しヒールよりで構えて、クラブをヒール側から入れやすくなる。

新ルール

どうしても出ないなら新ルールを活用!

2019年のルール変更により、バンカー外に2打罰でアンプレヤブルできるため、どうしても脱出できない人は、これを利用する方法のひとつだ。状況を見極めて判断しよう

<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>

(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す


悪魔の目玉一発脱出 ①状況判断

まずはどれだけ埋まっているか

目玉バンカー一発脱出

バンカーへ行ってみたらボールが砂の中に埋まっていた‼いわゆる“目玉”状態になったとき、焦ってしまうアナタ!危ぶむな、危ぶむことなかれ。力がなくても簡単に一発で脱出できる方法を、女子プロのツアーキャディとして活躍していた沼田祐貴プロに教えてもらった。

ヘッドをボールの下へ入れないと脱出できない

- 目玉のバンカーから、一発で脱出する方法を教えていただきたいのですが・・・。

沼田:まずは状況判断、ボールがどれぐらい埋まっているのか確認してください。なぜなら、埋まり方で対処の仕方が異なってくるからです。

- どれくらい埋まっていたら、対処が変わってくるのですか。

沼田:基準は、ボールが半分埋まっているか否かで判断するといいでしょう。目玉のばんかーから脱出するには、ボールの下にヘッドが入るかどうかです。逆をいえば、ヘッドを砂の中に入られていないことが多いです。 しかし、砂に深くヘッドが入るだけで脱出できるわけではありません。ちょうどいいところにヘッドが入ることでエクスプロージョン(砂の爆破)が起きて脱出できます。まずは、ボールの埋まり具合によって、ヘッドをボールの下へ入れるための、構え方やヘッドの入れ方が変わるということを覚えてください。

埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!

かなり深くヘッドを入れる必要あり!

バンカーほぼ埋まっている

砂の中にボールが3分の2も埋まっている場合、ヘッドをボールの下まで入れるには、3センチ以上潜らせる必要がある。そのため、ヘッドを潜り込ませるための構え方がひつようになる

ヘッドをちょうどいいところへ入れる

 

 

目玉だと思わなくても大丈夫

実はそこまで埋まっていない

ボールが半分ほど砂に埋まっていても、ヘッドをボールの下へ潜り込ませるには2センチちょっとでOK。この程度なら、通常のバンカーショットとさほど変わらないため、比較的カンタンに脱出できる

スタンス時に足場を固めるとき、足裏で砂の硬さを感じ取るようにしよう

 


<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>

(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す