ヘッドの入れ方を構えの段階で確定させる
- ボールのとらえ方について教えてもらえますか。
沼田:まずはボールが半分以上埋まっていたら、左足体重の度合いを大きくしてフェースを閉じて構えます。リーディングエッジから砂へグッと潜り込ませる体勢を作ることで、ヘッドをボールの下まで入れることができるんです。
- ボールの埋まりが半分以上の場合は?
沼田:通常のバンカーショットと同様にフェースは開いてOKです。フェースを開いても、ボール半分程度の埋まりなら、ヘッドをボールの下へ入れられます。フェースを閉じてしまうと、ヘッドがボールの下へ深く入りすぎてしまうため、ボールが飛ばなくなってしまいます。 ただ、打ち込むだけではダメです。状況に応じてヘッドの入れ方を変える構えを作ることで楽に脱出できるんです。
半分以上埋まっていたら・・・
目玉はバンカーのアゴに突き刺さる場合が多いので、ライは左足上がりが多い。そのため、ボールの手前にヘッドを潜り込ませるのは、通常のバンカーショットより簡単。ボールの状況の応じた構えが重要になる
閉じるときに、フェースをかぶせた状態にしてから握り直す。
手首をコネてフェースをかぶせてる人がいるが、それだとインパクトでフェースが開きヘッドを潜り込ませることができない
埋まり具合が半分以下なら・・・
通常のバンカーショットでは若干オープンにするが、目玉の場合は目標と平行にして構える。砂の抵抗に負けず、強いインパクトができる。
少しヒールよりで構えて、クラブをヒール側から入れやすくなる。
どうしても出ないなら新ルールを活用!
2019年のルール変更により、バンカー外に2打罰でアンプレヤブルできるため、どうしても脱出できない人は、これを利用する方法のひとつだ。状況を見極めて判断しよう
<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>
①(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
②(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
③(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
④(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す