目玉の脱出はヘッドの重量がカギ
- 最後に、打ち方について教えてください。
沼田:打ち方は、どんな埋まり方をしていても同じだと考えてください。目玉はヘッドを砂に深く入れなければならないので、エクスプロージョンを強く起こすことが難しいです。
そのため、できるだけボールの手前ギリギリにヘッドを入れ、エクスプロージョンさせる必要があります。そのためには、ヘッドの入射角を鋭角にすることが最重要ポイントになります。
- ヘッドを上から入れるということですか。
沼田:単に、ヘッドを上から入れる意識だけだと、手打ちになって、強いインパクトになりません。そこで意識してほしいのは、左手でクラブを振り下ろすこと。
ヘッドが重量によって落下する動きを、左手リードによってインパクトまで導いてほしいのです。ヘッドが重力によって落下することで、力が真下へ動くため鋭角に下ろしやすくなる。
さらに、左手リードにすることでアドレスの位置にヘッドが戻りやすく、ボール手前ギリギリに入れやすくなります。力がなくても必ず脱出できるので試してみてください。
落下スピードを利用してヘッドを砂の中へ!
ヘッドの重みを感じながら、左手主導で振り下ろすと、構えた位置にヘッドが戻り、ボールの手前ギリギリにヘッドが入る。勢いよくヘッドが砂の中に入っていく
左手親指にクラブの重さを感じる
ヘッドを砂に潜り込ませるためには入射角を鋭角にする必要がある。
左手親指にクラブの重みを感じられるように、タテのコックを入れながらテークバックする
体重は左足に乗せたまま
アドレスで左足体重にしたら、トップでもその状態を保つ。左足に乗せたままにすることで、ヘッドを鋭角に振り下ろしやすくなる。
右足体重になると、手前からクラブが入りやすい
ベタ足のまま腰を回す
ダウンからインパクトにかけて、ベタ足を保つことで、インパクトで手元が浮かずヘッドがしっかりとボールの下へ入っていく。
力が逃げずに強いインパクトになる
打ったあと右肩でヘッドを押し込む
砂が硬くヘッドが入りにくい場合は、インパクトで右肩を目標方向へグッと押し込むと、ヘッドがボールの下まで入りやすくなり脱出できる
<仕組みがわかれば超簡単!悪夢の目玉一発脱出>
①(状況判断)埋まり具合でヘッドの入れ方が変わる!
②(ボールのとらえ方)半分以上埋まっていたらフェースを閉じる
③(打ち方)ヘッドの重みを感じて左手で振り下ろす
④(クレーター状の目玉)土手の前から入れて砂をかき出す