皆さんこんにちは。
バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。
アイアンシャフトの選び方ですが、初心者の選び方、上級者の選び方は全く違ってきます。

上手い人が使っているからやプロが使っているからといって自分に合わない物を使ってしまうと、ミート率も落ちてしまいますし、ずっと使用するとスイングを崩す原因にもなります。
なので今回は初心者、上級者(中級者を含む)の2種類の選び方を説明していきます。
初心者の選び方
まずゴルフを始めたばかりの方や、やってはいるけどなかなかスコアが100を切れない方などは基本的にクラブやシャフトが軽過ぎる傾向にある事が多いです。軽いと手打ちが簡単に出来てしまうため、大きな筋肉(胴体、下半身)をうまく使う事ができません。

体を使わず、正面に向いたまま手先でクラブだけを使ってしまうので当然飛距離は出ませんし、当たり方もバラバラになってしまい、手が力めば引っ掛ける、引っかけを嫌がると緩んでしまいスライスが出てしまうミスが出てしまいます。
そういった方はどうすればいいかというと、初めの段階でクラブ(シャフト)を少し重めのものを使っていきます。
こうすると本来動かさなければならない体の大きな筋肉が動き出していきます。重いので手先でクラブを上げ下げする事も難しくなってくるので、ボディターンのスイングになっていきます。
そして手先で打つ時とタイミングも全く変わっていきます。そして少し重めのクラブを打てば打つほど、スイングに欠かせない体の動きと正しいタイミングが身に付いてくるんです。
最近は軽量のシャフトが人気になってきていますが、クラブをこれに関しても注意が必要です。上級者ならまだしも初心者の方が使用すると先程話した様に手先でしか振れなくなってしまいます。

基本的にはシャフトの重量は最低でも90グラム以上必要になってきます。女性の方でしたらもう少し軽い60グラムのシャフトでも良いですが、男性で非力な方でも最低限90グラムは必要となってきます。
上級者(中級者も含む)選び方
上級者の方はしっかりと体を使ってスイングをする事が日常化しているので、初心者の方とは違い、多少軽めのシャフトを使用しても手打ちになる可能性は少なくなってきます。
その時に注意する点としては、重量を軽くする分少しシャフトの長さを長くする事がオススメです。
軽くして通常の長さだとクラブの重みを感じにくくなってしまうので、切り返しで打ち急いだり、打ち込み過ぎたりする危険性が有るからです。ほんの少し長さを出す程度でいいので、その様にすると重量は軽いですが長さがある分、重みを感じてスイングする事ができるので、体をしっかり使い、ヘッドスピードも出せるようになります。
ですが、上級者の方も重量が軽過ぎるシャフトは変えたばかりだと軽い分振れていい印象を持ちますが、ある程度使っていくと、クラブの軽さに自分の動きを合わせていくので、体の動きが小さくなり、ヘッドスピードも飛距離も落ちてきてしまいます。
初心者の方でも説明しましたが、最低でも上級者の場合は90グラム以上あった方がスイングも安定して出来るので試してみてください。
シャフトの硬さに関しても柔らか過ぎると手打ちを助長してしまいますし、硬すぎるとしならせようとして体を必要以上に使い過ぎてしまう傾向にあります。
試打ができるチャンスがあれば、柔らかい物から硬い物の順番に試打していくことがオススメです。(例えばR→SR→S)といった感じです。硬い方から打ってしまうと最初から全力で打ってしまうので、柔らかい物を打っても自分に合っているのかが分からなくなってしまうためです。
たかがシャフトですがされどシャフトなので皆さんもこの点に注意して、是非自分に合うクラブを探してみてはいかがでしょうか?
バンブーシュートではレッスン意外にもお客様に合うクラブをフィッテングしてご提供しております。気になる方は是非お問い合わせ下さい。
バンブーシュート 沼田でした。