プロキャディのお仕事⑤

皆さんこんにちは。

バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。

引き続き、プロキャディの仕事内容についてお話ししていきたいと思います。

試合当日にキャディは何をやっているかを知らない方は非常に多いと思います。こんな事をやっているのかとびっくりする事もあると思います。

 

当日は選手のスタート時間の2〜3時間前に会場に入ります。そこでまずチェックするのはピンのポジションです。クラブハウスの中に掲示板があり、そこに掲示されています。

それか職員の方からピンのポジションが書いてある紙を貰うのですが、ギリギリの時間になるまでもらう事はできません。なのでプロキャディ達は掲示板に貼ってあるピンのポジションを自前のヤーデージブックに記入していきます。

 

その後は天気予報を見ます。最近はスマホで天気アプリなどがあるので、それを見て風向きや雨予報が出ていれば、降る時間や降る量などをチェックし、それに対して事前に準備をしていきます。

そこまで終わったら、まずは選手のクラブを掃除します。万が一グリップが滑ったり、フェースに泥などが付いている場合、選手がしっかりと仕事をする事が出来ないので、入念にドライバーからパターまで拭き掃除をしていきます。

そんな事をやっているとあっという間に2時間以上経ってしまうんです。そして選手と合流し、練習に行くわけですが女子の場合、最初にパター練習をし練習場で球を打ち、また最後にパターをするというルーティーンの選手がほとんどを占めています。

パターからの練習をする時に選手以外は基本的に練習グリーンに入っては行けません。それは多くの人がグリーンを踏むと芝の状態が悪くなったり氷面に細かいデコボコが出来てしまう為です。補足ですがキャディはスパイクを履かずスニーカーを履いていますがこれもその為なんです。

選手がパターを練習している間、キャディはもう1度ピンのポジションを確認し戦略を建てて行きます。選手が考える場合も多いですが、キャディが考えてそれを支持する事も比較的多いです。

そして次は練習場で打撃練習をします。試合会場によって様々ですが、ボールは決まった物が出てきます。アマチュアの様に球数制限も基本無い試合がほとんどなので、1カゴか人によっては2カゴ打つ選手もいます。

ボールを準備したら、まずはストレッチなどを手伝います。そしてアライメントスティックを使用し、いろいろな方向に打って行きます。私の場合はスイングのチェックも同時に行っていました。細かくスイングチェックはしませんが、ここは修正しておいた方がいいと思った場合は選手にその事を伝えてます。

スタンスの向きが狙った方向に合っているか、出球はしっかり出せているか、体調は悪く無いかなどをチェックして行きます。

そして最後にパターを少し練習をしてスタートするティーグラウンドに向かっていくわけです。

 

ここまでですでにゴルフ場にいる時間は5〜6時間ほどいます。大変ですが、これをほぼ毎日の様にやっており、準備をしっかりと行っていきます。

次回は試合中何を選手としているか、経験した人しかわからない特別な事情についてお話ししていきたいと思います。

 

バンブーシュート 沼田でした。

 

プロキャディのお仕事④

皆さんこんにちは。

バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。

今回は練習ラウンドはどのように行っているかをお話ししていきたいと思います。

練習ラウンドの組み合わせ


練習ラウンドにも組み合わせ表があります。ほとんどの場合は予め、予約してく必要があります。試合によっては予約しておかないと当日練習ラウンドできないような事もあるので、選手は注意して行います。

また予め取った時間を当日に変更する事は出来ます。1人で回りたい時などは当日に空きのある所に入れ直したりもします。

 

 

 

 

 

 

 

その後に練習場へ行き、ウォーミングアップを行います。芝の感じや練習場のボールなどもチェックしながら行います。また練習グリーンでもチェックしながらなので1時間ぐらいは使います。

そしていよいよ練習ラウンド開始です。

まずはティーグラウンドに立ち、狙い所また使用する番手を決めていきます。事前に調べた狙いを選手に伝えます。選手も同意すればそこで決定です。選手がそこだと狙いづらい等があれば2人で改めて狙いを決めます。

決めた狙いどころにティショットを打ち、納得いかない場合はもう1球打つ場合もあります。そしてセカンド位置に向かいます。その時にラフの状況や外していい所、外すとトラブルになる所等を会話し、話し合っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてセカンドショットですが、過去に使用したピンポジションを仮定してその場所に何球か打っていきます。そしてショットした際グリーンが柔らかく止まる場合、硬く止まらない場合などを見極めていき、試合中もその時のショットを参考にして行きます。

グリーン近くまで行ったら次はアプローチです。ここでも仮想カップに向かってアプローチをしていきます。ここでも外しても寄せやすい所、外したら寄せられない所をチェックします。

チェックし終わったらグリーンのチェックです。ヤーデージブックの傾斜表を見ながら実際はどのように転がるか、またグリーンの速さはどうかをチェックします。芝も生き物なので、傾斜表通りに転がらない場合もあるので、しっかりと隅々までチェックします。

こうした工程を9ホール又は18ホール行なっていきます。そして練習ラウンドを終わった後もプロキャディは再度コースに戻り、再チェックをして見過ごしている所はないかをします。

こうした工程をしっかりやっているので、プロはあれだけレベルの高いゴルフ、ハイスコアを出す事も可能になってくるわけです。

次回も引き続き、プロキャディの仕事内容を説明していきたいと思います。お楽しみにしてください。

バンブーシュート沼田でした。

プロキャディのお仕事③

皆さんこんにちは。

バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。

今回もプロキャディはどんな仕事をしているのかを紹介していきたいと思います。

前回はコースチェックの話をさせて頂きました。コースチェック後の話をしていきたいと思います。

他のプロキャディと情報交換


コースチェックが終わり、選手の入り時間待ちの間に他のプロキャディさんと情報交換をします。例えば番のグリーン左サイドの芝付きが悪いからあそこには外さない方がいい。または番の風向きは林などの影響で風が回っているので注意した方がいい等といった細かい情報を共有していきます。

毎年会場のコースはそこまで変わらないので、何年も同じコースで開催している試合が多いのでベテランキャディの人達は多くの情報を自分たちよりも多く持っています。その方達と情報交換する事はコースを攻める上でとても大事な要素になってきます。

なので他のプロキャディと仲良くする事も大事になってきます。

郵送された荷物を受け取り準備


また情報交換が終わったら、会場に送っている選手の荷物を受け取ります。キャディバックや、スパイク、ウエアといったいろんな荷物を会場からまた別会場に送っていくので、相当大きな荷物です。そういった物を出してすぐに使えるような状態にしておく必要があります。

なのでスパイクやウエアといった物を出して置いておき、キャディバックも出したらクラブ一式をタオルで拭いて準備をしておきます。こういった細々の作業も大抵はキャディの仕事になってきます。

そうして選手が来たらスムーズに練習ラウンドに向かう流れとなっています。

次回はいよいよ練習ラウンドの話をします。

バンブーシュート 沼田でした。

プロキャディのお仕事②

皆さんこんにちは。

バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。

今回は前回の続きでプロキャディはどんな仕事をしているのかを紹介していきたいと思います。

車移動も仕事のうちというお話をさせて頂きましたが、ここから本格的にキャディの仕事に触れていきたいと思います。

 

 

 

 

 

女子の場合、3日間試合がほとんどです。しかし会場に入るのは火曜日からになりますので、ほぼ1週間いる事になります。

また4日間試合の場合、月曜日から会場に入るので、完全に1週間単位で動いていく事になります。

私の場合ですが、火曜日の早朝に会場のコースに行きます。(大体6時前から6時過ぎの間)です。クラブハウスに着くと試合で使うヤーデージメモを購入します。

 

 

 

 

 

ちなみに価格は3,000円します。少し高い気がしますが、ここにグリーンの傾斜や距離も正確に書いてあるので、キャディも選手もこちらを試合中に使用します。

ヤーデージメモを購入したら、いざコースの下見を行います。選手には事前にインとアウトどちらを今日回るか聞いておきます。そして当日回る9ホールをしっかりと下見をしていきます。(選手によっては18ホール回る事も多い)

下見でどこを見るかというと、まずはティーボックスからの狙い目です。選手の持ち球、飛距離を考慮して考えます。そこも大体ではなく例えばフェアウェイ左サイドにある斜めの木などといった詳細を書いていきます。

 

そしてセカンド位置に移動するわけですが、左右のラフの状況を確認します。左サイドはラフがそこまで深くないが右サイドは深いなど、グリーンに向かって逆目なのか順目なのかもチェックします。

左右にショットが曲がった場合、左右どちらだったらオッケーか、またはどこまで仮に曲がってもグリーンを狙えるかもチェックします。

そしてグリーンに向かうわけですが、グリーンサイドの確認もまず行います。過去の試合で使われたピンポジションなどを参考にして、外していところ、外したら寄らないところをメモします。

またグリーンの傾斜もヤーデージメモに書いてありますが、自分でボールを転がして実際の曲がり幅などをチェックします。

この様な作業を9ホール行っていきます。他の選手の練習ラウンドなどにもついて実際のラフからのショットやグリーンの硬さなどもチェックします。

これを1人で行う方もいれば、何人かでコースをチェックするグループがいるなど、やり方は様々です。

少し文章が長くなってしまったので、今日はここまでに致します。

次回はこの後に行う仕事内容について説明していきたいと思います。

 

バンブーシュート沼田でした。

プロキャディのお仕事①

皆さんこんにちは。

バンブーシュート ヘッドコーチの沼田です。

突然ですが、皆さんはプロキャディがどのような仕事かご存知でしょうか?ゴルフ中継などでは選手のキャディバックを背負っている映像が多いですが、仕事内容はそれだけではありません。

今回は何回かに分けてプロキャディがどういう業務を行なっているか、紹介していきたいと思います。

そもそもプロキャディになるには!?


プロ

 

 

 

 

プロキャディになるにはライセンス等の資格は必要ありません。今活躍しているプロキャディの皆さんは元はゴルフ場のキャディをやっていた方、ゴルフメーカーに勤めていた方、サラリーマンマンだった方など様々です。

自分の場合は元々ゴルフメーカーで営業をしていた時に当時、用品契約をしていた選手からキャディをやってくれないかと言われた事がきっかけで2年間プロキャディという仕事を行いました。

こういうケースはすごく稀ですが、プロの試合でキャディをする事が出来れば、極端な言い方にはなりますが、誰でもプロキャディになれる可能性はあります。

会場から会場への移動


プロキャディの仕事で意外と大変なのが会場への移動です。

ほとんどのプロキャディは車で移動します。例えば北海道や沖縄といった所などは飛行機で行き、空港でレンタカーを借りて行動します。1人で借りる人もいれば、何人かでまとめて借りる場合もあり様々です。

その他の場所以外は常に車移動になるので、長時間の運転は日常的に行なわれています。ちなみに自分の最高移動距離は実家の埼玉県から宮崎県まで半日以上かけて移動しました。

女子の試合の場合3月から11月まで休む事なく、連戦で続いていくので、気の様な車移動が意外と重労働になって来ます。

新幹線や飛行機をもっと使えば、体の負担が抑えられるのは確かですが、プロキャディはなるべく自身にかかる経費をなるべく減らしていきたいのでどうしても車移動になってしまいます。

ちなみにホテルを借りる場合、1試合1週間近く連泊などもしなければならない事もあったりなどで、車中泊をしている方も結構多いんです。

このようにキャディの仕事をする前段階の車移動も大事な仕事の1つになって来ます。

次回も引き続きプロキャディの仕事内容を紹介していきたいと思います。

 

バンブーシュート沼田でした。